COACHのサブブランド「Coachtopia」日本ローンチに合わせたポップアップイベントに参加し、SDGsを身近に考えました。
日付:2023.10.20
「Coachtopia」は、完全循環型のビジネスモデルとしてアメリカ、カナダとイギリスで今年初めにデビュー。再利用・再生可能な素材を使用したバッグ、アクセサリー、アパレル、フットウェアをオールジェンダーで展開しています。
今回のプレ・インターンシップでは、日本デビューのタイミングに原宿にて開催されたポップアップイベントにお邪魔し、「Coachtopia」がどんなブランドなのか、何を目指しているのか、広報ご担当の方にお伺いしました。
キャットストリートに登場した、晴れ渡った空のようなカラーリングのCoachtopiaのポップアップショップ。入り口で配られた青空と雲をイメージさせるコットンキャンディーに、スタートからメンバーのテンションは上がり、可愛い店内に引き込まれていきました。まずは、COACHシニアマネージャーのAkaneさん、COACHが所属するタペストリー・ジャパン社のRanさんにご挨拶。COACHファンで当日も買ったばかりのお気に入りと参加したメンバーもいて、改めてCOACHはFFiメンバー世代に根強い人気と感じました。「Coachtopia」は、「COACH」のノウハウや技術を継承しながらも全くの新しいブランド。特に注目すべきは、FFiメンバーのようなZ世代を中心としたコミュニティと連携して商品開発を行っていくという点です。
次世代の消費者は、気候変動問題への取り組みにも推進力があり、理解の深い世代。そんな世代のデザイナー、ファッション愛好者、アーティストなど多様な人たちと共創して、地球への負荷を軽減した新しく美しいもの作りに取り組むそう。Z世代ならではのポップでハッピーなデザインだけではなく、メンバーの注目を集めたのは、これでもかというばかりのサスティナブルなこだわりです。定番のCOACHの廃棄皮革を利用して新しいデザインへと生まれ変わらせたバッグ、生地から中綿までペットボトル素材を使用し、それそのものがサスティナブルなだけではなく、廃棄の際は同一素材だからこそ全て一度にシュレッダーにかけて、また生まれ変わらせることのできるアウターなど。特に感嘆の声が上がったのは、全てのアイテムに付けられたタグです。専用アプリでタグを読み込むと、そのアイテムにどこからきたどんな素材が使われているのか、さらにそのアイテムは何度目の人生(?)なのかがわかるそう。ファッションアイテムを長く手がける人気ブランドとして、「作る責任」をとことん背負う覚悟を感じるとともに、使う側の選択眼が求められていること、そして使った後までの責任を考えなくてはいけないことを強く感じました。
ラインナップは、メンバーが「『SDGs』っていいことだし当たり前のことなんだけど、それを意識しているアイテムのものって色が地味だったりちょっと残念なデザインだったりすることが多い。でもCoachtopiaは可愛い、ほしくなる」と言っていた通り、環境に貢献しながらファッションを楽しめるハッピーなアイテム揃い。Akaneさんからも、「サスティナブルって我慢しなくちゃってイメージもあると思うけど、思いっきりファッションを楽しんでほしい!」との言葉もあり、思い思いのお気に入りを選んで、プロフォトグラファーに撮影してもらう体験も満喫しました。
2階には、Z世代アーティストが手掛けた切れ端レザーを使ったアートの椅子があったり、廃レザーを使用した什器が置かれていたり。触れるもののほとんど全てにサスティナブルなストーリ―があることに、近いミライのファッション業界の形を見た気がした体験となりました。
メンバーの感想
タグに携帯をかざすと詳細が出てくることに、驚きました。そして、自分の買うものを変えるだけで環境にいい影響を与えられるのはいいことだと感じ、自分がCoachtopiaのバッグを使わなくなったら、ここに次から送りたいなと思いました。自分の好きなデザインのバッグを探す時間は、とても楽しかったです。(澁澤くらら/高校1年)
今回、コーチトピアのイベントに行って、コーチトピアの商品を買って第二の人生を歩んでいる商品に会いたいなと思いました。というのも、今回コーチの方の話を聞いて、コーチトピアはサステナブルな工夫がたくさんあるブランドだと知りました。たとえば、ぺたんこにできるカバンです。これは、ひもでつなぐとカバンの形になるものですが、ひもを全て外すと、革一枚になります。そうすることによって、この革をリサイクルして使えます。また、この革カバンを外国から運ぶには、飛行機が必要です。飛行機には、そのままの形だと限られた少ない量しかカバンをのせられませんが、ぺたんこにすることによって、一度にたくさんのカバンを運ぶことができます。そうすることによって、飛行機の往復のCO2排出量を減らすことができます。このように、外見だけではわからない工夫を知ることができました。コーチトピアのそんな話を聞いて見てみると、商品を見るだけで「こんな工夫をしているのではないか」「あんな工夫をしているのではないか」と感じることができました。楽しかったです。(AO/中学1年)