ラグジュアリーメゾンを多く擁するLVMHジャパン社にて、働くを考えるキャリアセッションを開催していただきました。
日付:2022.8.26
トップラグジュアリーメゾンを数多く擁する「LVMHモエ ヘネシー・ルイヴィトン・ジャパン」社ご協力による、プレ・インターンシップ第二弾。ラグジュアリーメゾンとは、ファッション業界で働くこととは、さらに各メゾンで働く方のキャリア形成について詳しくお伺いする機会をいただきました。視野を世界に向け、自分も社会も輝く働き方を考える貴重な時間となりました。
メンバーレポート:

自分のキャリアの築き方
今回のプレインターンシップでは、LVMHで、ファッション業界でのキャリア教育を受けた。前回のセッションでは、動画でしか会えなかったLVMHジャパン代表取締役社長のノルベール・ルレ氏と実際に会うことができ直接ウエルカムメッセージを聞くことができたノルベール氏はキャリアを選ぶ際に考慮する3つの点について教えてくれた。それらは、function、product、placeである。職業としてやりたいこと、そして売る物や提供サービスを好きでいること、そしてどこをベースにして働くことが今後のキャリアの道を歩んでいくことで大切だというメッセージを受け取った。今現在自分のやりたいことなどを考える時期だからこそ彼の言葉はとても心に残った。
LVMH GROUPの中にある様々ブランドについて自分達で調べる時間では、FENDIについて調べた。ブランド自体は知っていたがあまり彼らのビジョンや大切にしている価値については知らなかったため、調べた結果FENDIの良さや特徴を学ぶことができた。
突撃インタビューでは、LOEWE Japanで働いている general merchandising managerとして務めるサイトウユウコさんに色んな貴重な話を聞くことができた。今の彼女の仕事のきっかけは幼い頃から同じ思いを持って今に至っていることが興味深かった。中学生の時から服に関わる仕事に興味を持っていたサイトウさんはLOEWEとは異なるカジュアルファッションブランドで務んで、その場での経験もお話をしてくださった。今現在の仕事のきっかけはいろいろな部署の人の良さを生かすことのやりがいに繋がっていることも教えてくださった。さらに、彼女が思うファッションの魅力は「誰もが自分を表現できる、そして内側にあるもの発見」と教えてくださった。
キャリアを探す若者のアドバイスについては、サイトウさんは好奇心を持ち、色んなモノを吸収することだとおっしゃった。私自身、将来について考える時間が最近増え、やりたい事やその道は既に決まっている。だが、彼女の言葉も忘れずに、そしてノルベール氏が言った3つのことも考えもっと自分に合ったキャリアへの道を築んでいきたいと強く思った。(Moeka Omi/高校3年)

LVMHキャリア教育セッションを通じて
LVMHのオフィスでブランドで働いている方達にお話しを伺いました。店頭では絶対に話すことができない方から貴重な話を沢山聞けました。私がお話しを伺ったのはLoeweのマネージャーの方です。管理職としての話はもちろんのこと、ご自身の趣味や将来のこと私の個人的な質問にまで答えて頂きました。外から見ているだけではわからないブランドの中のことや職種について詳しく聞くことができて本当に貴重な体験になりました。このような機会はなかなかないと思いますが、少しでもファッション業界に興味があるなら是非体験してもらいたい企画でした。(森脇貴志/高校3年)

Diorって何するの??
普通の生活をしていたらキャリアのことなどあまり深く考えることはないけど、今回のキャリアセッションを受けて、自分では気づくことのできないことを知ることができてとても素晴らしい経験だった。(古田那奈/高校1年)

「好きを仕事にすること」
第2回目の開催となったLVMH Japanとのキャリア教育プログラムに参加することができた。今回もLVMHグループのメゾンについて調べたり、実際に働く方々へインタビューさせていただいたりとあっという間の3時間になった。
自分の中で大きく印象に残っているのは、メゾンの中でも特に好きで注目しているLOEWEのGeneral Merchandizing Managerを務める斎藤裕子さんにインタビューができたことだ。私が好きだと感じるものをお仕事にしている方のお話を聞けたことで、自分が将来何を軸に仕事をしていきたいか考えるきっかけになったからだ。General Merchandizing Managerはどの商品を本国から買い、どう売り、どのように店頭で並べるのかを監督する仕事だ。いろいろな部署の方が活躍できるよう良さを活かしながら成功へたどり着く過程にやりがいを感じるそうだ。
グループ内で様々な質問が飛び交う中、私は店舗でのレイアウトについて質問することができた。親に付いて店舗に行くと、いつもLoeweの店頭ディスプレイは商品だけでなくオブジェがあったりカラフルな装飾と合わせていたりとワクワクする空間がつくられていた。サイトウさんがディスプレイする上で大切にしているのは、お客様と会話を交わさずともLoeweが伝えたいメッセージが伝わるようにすることだそうで、綺麗に整えるだけではない工夫が凝らされていると気づいた。
学生へのアドバイスとして「色々なことに興味を持ってみること。それが巡ってキャリアに活きるかもしれない」という言葉を頂いた。ノルベール・ルレ代表取締役からの言葉にも、WWD Japanの村上編集長からも近いコメントを聞いていたこともあり、キャリアセッションを通して「好奇心を持つこと」の大事さを感じた。実際、ディスプレイのお話を聞いていた中で授業で扱った行動経済学で学んだ知識を思い出した。座学で身につけた知識が突然活きることもあると実感したため、学生として今は将来を考えるだけでなく目の前のやるべきこと、やりたいことにも目を向けていくべきだと思う。
小学生の将来の夢から一貫してデザインやファッションがテーマにあったが、創作するより鑑賞することが好きと気づいてから、自分の好きなことがどう仕事になるか悩んでいた。が、今回のインタビューで表現する人のサポートをする職業について深く知れたことで、好きを仕事にできる可能性はまだまだ広がっていると確信した。(Ema/高校2年)