文化を作るセレクトショップ「BEAMS」で、多様な仕事を手がける3人の社員の方にキャリアインタビューを行いました。
日付:2025.6.2
セレクトショップの先駆けとして1976年に鮮烈に登場したBEAMSは、常に新しいこと、ものを提案するブランドの姿勢は変わることなく、幅広い年齢層のファンに支持され続けています。これまでに行われたプレ・インターンシップでは、参加メンバーが「この会社に入りたい!と思った」というほど、楽しそうに仕事をされている様子が印象に残るプログラムに。今回は、そんな魅力的な大人の方々が働くBEAMSのお仕事について、3人の社員の方々へのキャリアインタビューを通じてその魅力に迫ってみました。
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メンターレポート
今回のFFiは原宿にあるBEAMS本社を訪れた。日本を代表するセレクトショップで働く方々のキャリア選択や多種多様な仕事内容について学んだ。
社内はBEAMSの商品や歴史を振り返ることのできる展示ブースがあるほか、社員のサステナビリティ意識を高めるポスターなど、様々な工夫がされてあるのが印象的であった。学校終わりに直接参加したメンバーもいたが、そんなBEAMS本社で社員の方のお話を直接聞けるということで、みんな目を輝かせながら社内を見学している様子だった。
まず、BEAMSの歴史と会社概要について学んだ。BEAMSは1953年に「新光紙器株式会社」という名前で段ボール製造からスタートした。そして、1976年にAmerican Life Shopとして今の「ビームス原宿」の場所に6.5坪の店舗をオープン。これが、BEAMS1号店となった。原宿に本社を置いているのも、BEAMSの始まりの地である原宿を大切にしている気持ちの表れなのかなと思った。
また、BEAMSの仕事は主に3つのカテゴリーに分けられていることも学んだ。直接的に利益を生み出すフロントオフィス、フロントオフィスを間接的に支えるミドルオフィス、そして会社の運営を支えるバックオフィスだ。それぞれのカテゴリーにまた様々な部署があるが、今回はその中から3つの部署について、それぞれ働いていらっしゃる方々がキャリアや仕事内容も交えながらお話ししてくださった。
最初にお話ししてくださったのは、宣伝販促部 宣伝課の渡邉かれんさん。幼い頃からクラシックバレエを習い、大学は演劇学科の洋舞コースに入学。みんなでひとつのものを作り上げていくことを学んだそう。周囲の友人はダンス業界やアーティストを目指す中、「好きなことをしながら自分のお金で生活したい」と心に決め、アパレル企業のみを狙って就活し、念願の BEAMSに入社した。入社して最初に配属されたのは、デミルクスビームス柏だった。カジュアルなスタイルが好みの渡邉さんにとって、綺麗めスタイルが売りのデミルクスビームスへの配属は少し戸惑ったそうだが、実際に働いてみることで、より他のレーベルの洋服も好きになることができたという。社会人2年目と共にコロナ禍が始まり、キャリアについて考えることが多くなった渡邉さんは「自分はBEAMSで何がしたかったのか」「BEAMSはどんな未来を目指しているのか」を考え、社内公募で現在の宣伝販促部 宣伝課に配属されたという。
宣伝課は、BEAMSを形成する「モノ/コト/ヒト」のうち「コト×ヒト」を軸に、企業ブランド価値向上に寄与するBEAMSの編集長的存在である。渡邉さんは実際にやられてきた仕事をその時の写真を見せながら説明してくださった。主に、フェスや本のイベント、漫画×BEAMS、知育アプリ、サステナ関連のイベントなど多岐にわたっていた。BEAMS というと、ファッションという印象が強かったが、実際に商品を使用するのではなく、イベントやフェスなどの「コト」を通してBEAMSを世間に伝えていることに驚いた。また、どの写真にも社員のみなさんが心から楽しんで働いていらっしゃる姿があったのが印象的で、渡邉さんが就職活動時に理想としていたことが叶っているのだなと感じた。
次にお話をしてくださったのは、サスティナビリティ推進部 部長の今井敬也さん。今井さんは多店舗で長年に渡って店長を経験されてきた。そんな今井さんが1番大事にしてきたことは挨拶だ。挨拶をして場を盛り上げること、スタッフのやる気を出させてあげること、ポジティブを全面にだすことが、売り上げにも大きくつながるという。実際にお話ししている姿も明るく、ポジティブな印象を受けた。
サスティナビリティ推進部はできたばかりの新しい部署で、その責任者に抜擢されたのが今井さんであった。前例のない部署ということもありプレッシャーもあったが、人との繋がりを大切にしてきた今井さんを手助けしてくれる社員が多く助かったという。
サステナビリティ推進部では「ファッション産業=環境汚染産業」という現状がある今、あらゆる人や業界を巻き込んだBEAMSらしい取り組みで、半歩先の未来をHAPPYにしていくという経営方針を立てている。今井さんは環境に配慮した事業活動だけでなく、働きやすい環境づくりや、地域・コミュニティとの共生・共創もサステナビリティ経営の一環だという。例えば、オフィスを開放して従業員のイベントを開催し積極的にコミュニケーションをとることで、アイディアが閃いたりパワーをもらったりし、従業員の幸福度を高めていくことができるのだそう。今井さんは、今後若い世代が住みやすい地球を守っていくために、サスティナビリティ推進部を通して、0から1の積み重ねをしていきたいと語った。様々な店舗で店長を経験し、多くの社員と関わってきた今井さんだからこそできる取り組みなのだと感じた。
最後にお話ししてくださったのは、クリエイティブビジネスプロデュース部 プロデューサーの佐野明政さん。佐野さんは大のスポーツ好きで、1998年のサッカーワールドカップから全て現地で観戦しているという。そんな「スポーツが好き!」という気持ちを大切にしている佐野さんがBEAMS内で掲げているのが「スポーツ×地域×ファッション」である。佐野さんは、スポーツは地域の誇りを醸成する鍵となる資産であり、そのスポーツのユニフォームなどファッションと掛け合わさることで期待できるビジネスに取り組んできたという。その事例の一つとして「Jリーグ×J60クラブ×BEAMS JAPAN」が紹介された。Jリーグ30周年を盛り上げて欲しい、Jリーグの観戦をファッションに昇華したいなどの背景から、Jリーグ、BEAMS共に地域を大切にしているという共通点を通して、JリーグとBEAMSのコラボ事業が始まったという。佐野さんは全ての仕事に対して、「日本を元気にしたい」、「諦めたくない」、「文化を大切にする」という気持ちを持って取り組んでいると語った。スポーツを愛する情熱が共感を生み出し、ビジネスが広がっていく様が大変興味深かった。スポーツに関心のあるFFiメンバーが特に興味津々で話を聞いている姿が印象的であった。
今回のお三方のお話を通して特に感じたのは、社員の個性を大切にしているということだ。それぞれに異なる「好き」や「得意」があることを活かして仕事ができる環境が整っていることを強く感じた。
最後の質問の時間では、メンバーそれぞれが感じたことや疑問などを3人にぶつけ、時間が足りなくなるほどであった。メンバーからの鋭い質問にも丁寧に答えてくださり、社員の方からも「中高生の方とお話しする機会もなかなかないので、とても刺激的だった」とコメントをいただいた。
近年働き方が大きく変わってきて、どのように働いていくべきなのか答えの定まらない時代において、私たち学生は将来が不安なことも多い。しかし今回のインターンシップで、個性を認め合い、様々な角度から社会を見つめ、BEAMSを通して「HAPPY」を届けている社員の方々の姿を見て、これが現代社会での理想的な働き方なのかなと感じた。
(FFi大学生メンター/明治学院大学2年 松浦ゆら)
メンバー・メンターの感想
Beamsのプレインターンシップでは、実際に活躍されている3名の方々の経験談を聞くことができ、ブランドへの理解が深まりました。どの方も自分のスタイルや価値観を大切にしながら働いていて、Beamsが個性を尊重する企業であることを実感しました。将来、自分もファッションを通して誰かに影響を与えられるような仕事がしたいと強く思いました。(けん/高校3年)
とても楽しかったです。
宣伝や、サステナビリィなどのことについてをたくさん知ることもでき、自分の視野がとても広がりました。そして、将来「自分は何をやりたいのだろうか」などのことについて考えることもできました。
また、同じ「beams」という会社にいてもやることがそれぞれ違うんだなと感じました。会社のことについてはよくわかったけど、次は、どのように洋服ができるのか、など洋服のことについてもっと知りたいなと思いました。(さお/中学1年)
今回、beamsにおいてのキャリアを語って頂いた皆さんのおかげで社会人とはこういうものなんだと明るく想像することができました。どの方々も人との繋がりを重んじており、そして何より仕事を楽しんでいて理想の社会人像を間近で拝見することができました。何事もポジティブに挨拶から、人と改めて向き合っていきたいと思います。今回は本当に良い経験をありがとうございました!beams大好き!(川嶋洵生/高校3年)
今回のインターンシップを通じて、『ナニが好きで、どうに貢献したいのか。それはナニを介して?』という疑問を改めて自分に問いかけるきっかけになりました。
3人のそれぞれ違った職種やライフキャリアを聞くことで、それぞれが持っている「譲れないもの」を知ることができ、仕事をする上でその軸がどれほど大事なのかを学びました。
また、私はサステナビリティや社会課題に対する知識があまりに少なすぎると、自覚したのでニュースをたくさん見よう!と思いました。
そして、FFiに何度か参加させていただいている中で、「どんな順番で話したら相手に上手く伝えられるのか」「上手なプレゼンってこういうことなんだ」と、考え、学ばさせていただけていると、実感しています。(FFi大学生メンター/成城大学3年大野 和可)
今回、アパレル業界の大手であるBEAMSの社員の方々のお話を伺い、改めて自分の夢であるアパレル業界で働きたいという思いが強まりました。社員の方々は皆、自分の「好き」に自信と情熱を持ち、周囲とのコミュニケーションや出会いをとても大切にしていて、本当に素敵だと感じました。私も自分の「好き」にもっと自信を持てるように、自分自身と向き合い、今後も自分らしさを追求していきたいと思います。(FFi大学生メンター/明治学院大学2年久住 琉菜)

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