2025 AWの「MSML」のランウェイショーを見学。大学生メンターが手がけたレポート&撮影、編集を行った動画でご報告!
日付:2025.3.21
ファッションの祭典、東京ファッションウィーク「Rakuten Fashion Week TOKYO2025」に今シーズンもFFiメンバー&メンターが参加させていただきました!今回のショーは参加したメンター2名がレポート。同じく大学生メンターによる撮影&編集の動画と合わせてお楽しみください。
3月21日に行われたRakuten Fashion Week Tokyo 2025 AW「MSML」のランウェイショーを見学させていただきました。
今回、ランウェイショーを見学させていただき、たくさんの新たな発見がありました。その中でも、来てくれた方に笑顔で対応していてるフロントのスタッフの姿が目に留まりました。服が主役であるけれど、来てくれた方に対して素敵な時間を過ごして頂くために会話を挟んで対応している姿や、英語で明るくコミュニケーションを取る大人の姿を見ることが出来ました。また、会場内でもスタンドで見ているゲストの位置を確認し、どのようにランウェイショーを綺麗に映像に映すことが出来るのか、瞬時に判断していてランウェイショーはファッションのためのイベントであり、ランウェイショーを迎えるまでにたくさんの人の力が加わって居るのだろうというのは想像していたけれど、色々な準備がされてやっと迎えた当日にゲストをお出迎えをするのもやはり人間であり、ゲストにショーを楽しんで貰うために行動を最前線で行う大人の姿を実際に見て、やはりとってもかっこいいと思いました。
今回、私は多くの人が関わって完成されるランウェイショーの本番当日にファッションとはまた違う分野で輝いている人もいるということに驚かされました。人間にしか出来ない仕事であると感じることが出来ましたし、エンターテインメントにおいて人の心が大切と感じることも出来、色んな分野で輝くことが出来るのだと将来がわくわく出来る体験にもなりました。 (FFi大学生メンター/東海大学3年鈴木咲空)
「ファッションショー」と聞くと、華やかで、遠い世界のことだと思う人が多いのではないでしょうか。私もそうでした。また、好きなことを仕事にして、楽しく働いてお金が貰えて良いなあ、なんて思うこともありました。しかし、今回、このプログラムを通して、実際にファッションショーに参加させていただき、180度、認識が変化しました。
Rakuten Fashion Week TOKYO2025の5日目、MSMLのショー会場へ。ショーへの期待から来る、緊張感と高揚感の漂う会場。黒の革ジャンを羽織ったポマードヘアの男性。黒のタイトドレスにハイヒールを履きこなす女性。あまりにもかっこいいので、遠い世界の人たちだ、と疎外感を感じ、私はショー参加者の皆さんとは別の意味でとても緊張していました。会場が暗転し、始まるショー。
ここで特に印象的だったのは、プロフェッショナルたちの姿です。ショーを鋭い目で見守るディレクターの方、ハイスピードでウォーキングするモデルを捉えるカメラマンの方。ショーを円滑に運営するために統率するPR職の方。ショー後半の、大迫力の演奏を行うロックバンドの方々。「ああ、誰もが本気なんだ。」そう感じました。ファッションの世界にいるから、つまり、おしゃれでかっこいい人たちだから、なんでも涼しげにこなす。私の持つ不器用さや、がむしゃらさとは縁もゆかりもないのだろうな、と知りもせずに決めつけていた。 しかし、会場を後にした私は、とても言語化できない思いを抱え、軽くパニックを起こしているんじゃないかと思うほどの興奮状態。体温がぐっと上がり、身体がほてっているのが分かる。「ファッション」との間に壁を作っていたのは私の方だった。疎外感とは一体何のこと?と、その世界の一員として心が震えていました。そして、「ファッションとは、ただの服ではなく、メッセージを伝える手段」なのだと感じました。ショーを体験して、何か伝えようとしている、そう直感しました。ただそのメッセージが何なのかは、分からない。しかし、この「分からなさ」こそが、私にとって、「衝撃」「パニック」であり、大興奮の正体なのかも知れない、と。そして、ただ楽しく美しいだけでない一面を知り、ファッション業界の持つ魅力、魔力にどっぷり浸かりました。
今回このプログラムに参加し、ファッションというものは、決して表面的な華やかさだけではなく、多くの人の情熱と努力で成立していることを強く実感することとなりました。
プログラムの参加を検討する皆さんには、長い人生のなかで、ショーを創り上げた大人たちのように、自分らしく熱中できる対象を見つけて欲しいと心から願います。勉強ができるから良いのではなく、一生懸命何かに熱中できるのが良いのだと思います。そして、「それ」を知らなければ、やるか/やらないかの選択すらできません。どうか、周りに転がるあらゆる「体験」に手を伸ばしてみて、たくさんの「衝撃」に出会ってください。そしてたくさんの原体験となるものを胸に、自分の納得できる人生を歩んでください。知ることで広がる世界があります。そして、身体を通して得られる、言語化できない衝撃は、あなただけのオーダーメイドの特別な体験ですから、今後、あなたにとって何にも変え難いものとなり、あなたを形作り、鼓舞し続けてくれるでしょう。(FFi大学生メンター/慶應義塾大学4年大村なほ子)