東京でのファッションウィーク直前、「ファッションショーをどう見るか」の貴重なレクチャーを行っていただきました。
日付:2022.8.23
2022年8月29日~9月3日に開催された「Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 S/S」。その直前の時期に、なんと事前レクチャーとして、WWDJAPAN村上要編集長に「ファッションショーの見方」をレクチャーしていただくプレ・インターンシップを開催しました。中高生向けに村上編集長が貴重なお話をしてくれるのはここだけ。世界の潮流や情勢を各ブランドがどう表現しているのか、ショーのトレンド、ブランドのポリシーなど、知って見学するのと知らずに眺めるのとは大違い! 新しい視点、学びのある時間となりました。
メンバーレポート:

ファッションショーの見方の変え方
今までのファッションショーの感想はモデルさんが細い、今までない洋服をたくさんみた、などしか思いつかなかったのですが、今回村上さんに、ファッションショーを見る上ではそのブランドのデザイナーがその時のテーマや洋服にどのような想いを込めたのかを知ってから、それを考えながら見ると良い、ということを教えていただいたので、次のファッションショーからはありきたりな感想ではなくもっと大人っぽい、通っぽい感想文を書けるように工夫したいと思います。 ファッションショーの見方をファッション専門の方に教えていただけてとても楽しかったです。(福澤はな/中学3年)

ファッションってなんだろう
WWDのオフィスで編集長の村上要さんにファッションショーを見る際の新たな視点を教えてもらいました。毎年開催されるファッションショーですがただ単に新しい服を提示しているのではありません。一見よくわからない奇抜な服にもデザイナーからのメッセージが込められています。いきなりショーを観てメッセージを読み取れと言われても簡単にできることではないので、足掛かりとして村上さんが用意してくれた2本のショーをヒントと一緒に観ながら気づいた点を付箋に書いていきました。村上さんがくれたヒントには服のことは勿論のこと、歩いているモデルさんであったり、会場、来ているお客さん、照明の当て方、ショーで使われている音楽、デザイナー自身の生い立ちなど幅広い視点がありました。最初はなんとなくで観ていたショーから沢山の情報を得ることができて少し賢くなれた気がします。ブランドから出される服をただ消費するだけでなく背景を知ることで愛着を持てるのと同時に、私たちが生きている世界との繋がりを感じることができて、ファッションをより身近に感じるきっかけになりました。(森脇貴志/高校3年)

関係ないものの組み合わせ
今回のプレ・インターンシップは、ファッションショーの細かいコンセプトやステージの色や身に付けてるアクセサリーにも色々な意味が込められていることを知れた。特に、関係のないもの同士を結びつけるというところが面白いと思った。世の中の状況に合わせてステージのコンセプトを考えたり、洋服を選んだりしていて、そこまで考えてショーが作られているのだと感じた。(レイナ/FFi大学生メンター大学3年)